商店街振興組合 原宿表参道欅会

TSUNAGU
- 表参道ストリートアート プロジェクト -

第三弾アーティスト 登場

3名の若手アーティストがアートを通じてリレー形式で「希望」をつなぐ
「TSUNAGU - 表参道 ストリートアート プロジェクト-」
第三弾アーティストの大竹 寛子の作品が公開されました。

「TSUNAGU - 表参道 ストリートアート プロジェクト-」は
アートを通じて街の景観を向上させることを目的に
商店街振興組合原宿表参道欅会が企画する取り組みです。

多彩なアートを通じて「再生」というポジティブなメッセージとエネルギーを
多様な人々が行き交う原宿表参道の街に届けたいという想いから生まれました。

アートのキャンバスとなるのは、
40年以上にわたり表参道を見守り続け、アイコニックな建築がランドマークとして
人々に親しまれた「オリエンタルバザー(Oriental Bazaar)」跡地。

ビルの改修工事に伴い設置された巨大な仮囲いに、
若手アーティストが「希望」というテーマのもと、
「ダイバーシティ(多様性)」や「再生」という共通の願いをそれぞれ込め
表現したアートを順次掲出いたします。

プロジェクト概要

名称
TSUNAGU –表参道ストリートアート プロジェクト –
場所
東京・表参道「オリエンタルバザー」改修工事仮囲い
(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-9-13)
期間
第1弾:4月29日(金・祝)〜7月下旬
第2弾:8月8日(月)〜11月下旬
第3弾:11月27日(日)~2023年1月10日(月)
主宰
商店街振興組合原宿表参道欅会
協力
FENDI JAPAN

第三弾

アーティスト:
大竹 寛子(おおたけ ひろこ)

Instagram:@hirokotake

本プロジェクトの集大成となる第3弾のアーティストは、フェンディが 2013年に東京藝術大学大学美術館で 開催したエキシビション「FENDI– UN ART AUTRE 〜フェンディ もうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡〜」以降継続的に支援を行ってきた東京藝術大学出身の現代日本画家、大竹寛子(Hiroko Otake)。本プロジェクトのタイトルでもある「未来へとTSUNAGU(つなぐ)」をテーマに制作したアートを掲出します。「いたわり」「心を安らげる」という花言葉を持つローズマリー、「希望」「常に前進」「前向き」という花言葉を持つガーベラといった花々や、完全変態形を持ち揺らめく様に飛ぶ蝶を、日本画の伝統的な素材である銀箔を硫化させながら描いています。大竹寛子氏は、次のように述べています。「日本の伝統的な素材を現代の風景の中に溶け込ませ、日常の中にある非日常性、急激な時代の変化の中でも変わらない大切なものは何かを考えながら、私たちの未来へ、そして次の世代へと繋げていきたい希望を、花や蝶に託して描きました」。

大竹 寛子(おおたけ ひろこ):現代日本画家。2008年東京藝術大学大学院美術研究科日本画専攻修了。2014年東京藝術大学エメラルド賞受賞。2015-2016年文化庁新進芸術家海外派遣制度によりニューヨークに滞在。2019年ローマ教皇来日に伴いバチカン市国に作品「Psyche」を寄贈。長年研鑽を積んだ日本画の伝統的な技法を基に、箔や岩絵具を用いて新たな表現を展開し、国内外で高く評価されています。

第二弾

アーティスト:
今坂 庸⼆朗(いまさか ようじろう)

Instagram:@yojiroimasaka

第2弾では、米ニューヨーク(New York)を拠点に活動する日本人写真家の今坂庸二朗(Yojiro Imasaka)が本プロジェクトのタイトルでもある「TSUNAGU(つなぐ)」をテーマに制作した3点の未発表アートを掲出。
昨今の環境危機や産業開発により急速に変化している自然のロケーションを被写体に選び、その移りゆく姿とかたちを壮大なスケール感のある写真で描き出しました。今坂庸二朗氏は、次のように述べています。「私の作品は今まさに失われつつある自然環境を映し出すことで、私たちの環境危機に対する意識を喚起すると同時にそこで暮らし、その景色を守り次世代につなごうと努力する人々の存在を観る者に想起させます。その交わりにこそ、未来につながる“希望”の所在があると思うからです」

今坂 庸二朗(いまさか ようじろう):アーティスト/写真家。ニューヨークを拠点に活動する今坂庸二朗は、「8x10」と呼ばれる大判フィルムカメラを用いて、主に自然の風景を被写体とした作品を制作する写真家です。米カーネギー美術館(Carnegie Museum of Art)のパーマネントコレクションに収蔵されるなど、欧米を中心として高い評価を得ているのと同様に、2022年2月には自身初となる東京での個展「Wet-Land」を開催し、に日本でも活躍の場を広げています。

第一弾

アーティスト:田村 大(たむらだい)

Instagram:@dai.tamura

第1弾として作品を描くのは、NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)公認のイラストアーティストとして世界中から注目を集める日本の若手アーティスト、田村大(Dai Tamura)。
今回のプロジェクトで田村が表現したのは、地球上に存在する絶滅危惧種の動物をモチーフにしたストリートアート。
ダイナミック、かつ力強い構図で絶滅危惧種の動植物を生き生きと表現する一方、「希望」という花言葉をもつ花々を繊細なタッチにより、全て手作業で描きます。地球という奇跡に許された「ダイバーシティ(多様性)」の美と、それを未来へと繋ぐ「希望」の姿として表現しました。

田村 大(たむら だい):1983年、東京八王子市生まれ。イラストレーター/アーティスト。2017年までの7年間、似顔絵制作会社に勤務し、累計3万人の似顔絵を制作。2018年より独立し、イラストを通じて企業のマーケティングを支援するDT合同会社(https://dt-ltd.tokyo)を立ち上げ、代表に就任するとともに、2019年からはアーティストとして本格的に活動の場を拡大。アートの分野では、京都で100年の歴史を持つ画廊、松本松栄堂の展示会への出展するなど、新たな挑戦を続けながら着実に実績を積んでいる。